コンピューターが竜王を超える日

2018/01/08 19:52
1991年の将棋世界の記事の見出しである。インタビュアーは池崎和記さんで、インタビュー相手はゲームプログラマーである森田和郎さん。コンピューター将棋ソフト森田将棋の作者と言ったほうが伝わりやすいかもしれない。 1991年の段階でコンピューター将棋ソフトの製作者で、インタビューを受ける相手というのが森田さんしかいない時代だったのかもしれない。大学のような研究機関で働く研究者はまだ登場できなかったのか、それとも研究を始めていなかったのか。まだ研究を始めていないということはないだ..

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最初のコンピューター将棋大会

2017/12/06 19:00
コンピューター将棋ソフトが作られるようになると、ソフトだけの大会を作ってみようという人が出てくるのは自然の流れなのだろう。週刊読売がパソコン棋士十段戦を作って連載していた。十段戦というのは、読売新聞社が当時主催していた棋戦で、そこから名前が取られている。出場する「パソコン」棋士と対戦成績は次のとおり。 ファミコン 3勝 森田将棋 3勝 将棋狂 1勝 名棋士 1勝2敗 MSX将棋 0.5勝1敗 棋太平 0.5勝2敗 飛車 3敗 これだけの数の将棋ソフトが集まった..

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コンピューター将棋に対する棋士の反応

2017/12/04 20:00
将棋世界で推理作家とコンピューター将棋との対局があったことを、前回紹介した。棋士とコンピューター将棋との対局は少しあとである。将棋棋士の最初の反応かどうかはわからないが、芹沢九段が寄稿した記事がある。「労働レーダー」という雑誌なのが面白い。 2500局ほど学習(?)させたそうだ。言葉のアヤかもしれない。単に記憶させただけということもある。ともかく80年代前半で、このくらいの棋譜を覚えさせることはできたそうだ。デパートで開催された芹沢九段とコンピューター将棋との対局。 ..

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将棋界を襲うAIの脅威

2017/12/02 19:00
佐藤天彦名人が将棋ソフトに負けたのは、今年のことである。コンピューターソフトが人間の棋力を抜いたのはそれより前だとも言われているが、それがいつなのかはわからない。 コンピューターが将棋に現れたのはいつなのだろうか。そのときの将棋界の反応とは?以前に河口八段のエッセイ「夢物語」の中で、コンピューターのことを取り上げていたことを紹介した。ただ本当にコンピューターソフトがあったわけではない。 実際にソフトらしきものが登場したのは80年代である。将棋世界にて「推理作家斎藤栄氏ミス..

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